肩こりと歯痛の関係は?
歯が痛い場合、真っ先に疑うのは虫歯ですよね。
実際、虫歯であれば確かに歯が痛いなどの違和感があります。
ですが、歯が痛く、それに伴い肩こりもある。そんな場合はどうでしょうか?
実は肩こりと歯痛は意外な密接な関係があるのです。
目の疲れ、姿勢の悪さから来るケース
猫背であったり、姿勢が悪い場合、ひどい肩こりにつながる原因になります。
長時間のデスクワークやPCワークも同様です。
このような場合、肩凝りが慢性化し、自分でも気づかぬうちにひどい肩凝りを伴っていることが多々あります。
また、眼精疲労が進むと、肩や首にまで疲労が蓄積し、ひどい肩凝りが生じてしまいます。
このような肩凝りが進むと、歯の痛みも伴うことがあります。
虫歯でもないのに、歯痛がする場合は、眼精疲労や姿勢の悪さを改善し、見直してみる必要があります。
歯の噛み合わせが原因のことも
虫歯はないのに、歯痛、肩凝りもひどくなってきた場合に考えられる一因に、歯の噛み合わせがよくないといったケースもあります。
歯の噛み合わせが悪くなると、あご周りの筋肉が緊張してしまい、血行不良が起こります。それに付け加え、顎から首、肩にかけての筋肉が過度に緊張し、肩回りの筋肉にも血行不良が起こります。
これにより、あごから肩にかけて、歯痛や頭痛、肩凝りが生じてくるのです。
この場合は、早めに歯科受診をし、噛み合わせを確認してもらいましょう。
重篤な病気が隠れている場合も
歯痛や肩凝りが併発している場合には、心臓病などの重篤な病気が隠れている場合もあります。
歯や肩、心臓にある神経はすべてつながっており、心臓の疾患が原因で歯痛や肩凝りが生じている場合も考えられるのです。
特に、胸を締め付けられるような違和感、狭心症の症状にあてはまるような状態が伴う場合は、心筋梗塞の前触れも考えられます。
歯痛と肩凝りが伴う場合は、早めに受診し、原因を突き止めることをお勧めします。